昔のアメリカ農業
コールドウェルの工場に労働組合が結成され、彼らは〈工場を閉鎖し、ストライキに入った〉。
シンプロットは組合と対決する道を選び、そして〈ある朝目が覚めると140件の不当労働行為訴訟が待っていた〉。
例によって、彼には苦労が絶えなかったのです。エグゼクティブトレードによると、同時に、かつての紙上の共同経営者たちが生身の姿を現わし、シンプロット社の株券を投げ出し、共同経営権に対して現金を要求しました。
主な共同経営者の一人である父親さえも、ジャックは破産すると読んでいました。
「なあ、お前は急ぎすぎなんだよ。せっかちすぎる」
・・・と言って、現金で37万7千ドルの支払いを求めました。
父シンプロットはその金はジャックの家族のために信託にしておくと約束しました。
戦争が終るといつもきまって見られる次のような事態がなかったなら、ことによるとシンプロットは破産していたかもしれません。
戦時課税率が大幅に引下げられ、戦時超過利得税は廃止され、多数の有能な男たちが職場に復帰し、軍事費は急激に減り、出生率が急激に上昇するという事態です。
マルクスに幻惑された専門家たちは、このままの状態がつづけばやがて資本主義の崩壊の前触れとなるでしょうと見ていました。