農業機械の解説 6
安全キャブ
・用途
車輪型乗用トラクター用です。
他の車輔用のものもありますが、それらはまだあまり普及していません。
なお、機能としてはトラクターの転倒事故時の運転者防護、外的環境(雨風、寒気など)からの防護、飛散農薬からの防護、騒音の遮へい(これは安全キャブの構造による)などがあります。
・構造
一般的に、主骨組、屋根ウインドスクリーン、ドアー、窓などを装備した箱型運転室です。
構造的にみると、トラクターと一体構造のものとトラクターに架装するものとがあり、トラクターへの固定方法は防振ゴム方式のものが多いです。
また、完全密閉式の常時箱型のものと屋根、覆などを着脱可能としたものとがあります。
その他、保守整備を考慮したチルト構造のキャブもあります。
なお、付属品とし、ワイパーなどが装備されており、換気、暖房、冷房装置が装備されているものもあります。
・取扱い上の留意点
トラクターの転倒時には、ステアリングハンドルをしっかり握り飛び出さないこと。
なおシートベルトが装備されている揚合は、シートベルトを締めておくこと。
トラクターの運転・作業時には、換気に留意すること。
定期的にボルトのゆるみや異常の有無を点検すること。
改造しないこと。
転倒により変形を受けた揚合、あるいは機械的損傷を受けた揚合は専門家に判断を仰ぐこと。
価格構造により大きく異なりますが、約50万円以上です。

